「恋斗?」

「だぁーかぁーらぁー、僕は愛斗」

「だ、だよね」

「どーしたの?熱でもあるの?おいで」

グッと引き寄せられて、おでことおでこをくっつける。


「い、いやぁーーーっ!」

びっくりした...。

思い切り突き飛ばしてしまった。


「イタタタタ...」

「ご、ごめんなさいっ!」

深々と頭を下げる。

「イタタタタ...イタタタタ...」

「大丈夫ですか?」

「大丈夫じゃない。だから、保健室行く。付き添いして」

ウィンクが飛んでくる。


不覚にもドキドキしてしまった。