恋斗がいた。



「恋斗っ!」
机をガンと叩き思いっきり立ち上がった。


クラスが静まり返る。



しまった。
こんなとこに恋斗がいるわけないじゃん。


初日で浮きまくり。

顔を真っ赤にして、慌てて席に座る。



「ど、どした?」
耳元でこしょこしょ喋る結。

「いや...あの...その」


「でも、おしい!」


「なにが?」


「あれはれんとじゃなくて、あいと。かっこいーよね」


「あ、あいとぉっ?」


「そーだよ。」


恋斗とあいと?


「か、漢字は?」

動揺しまくりな私。