小5の頃、急に恋斗がモテ始めた。



なぜか焦りだした私。


独占欲?

幼なじみをとられたら悲しいから?


考えても結果は出てこない。


そこで、学年で1番可愛くて恋愛経験の多そうな桜子ちゃんに相談したら、


『それは恋だよ。』

と教えてくれた。



確かに、たくさんドキッとしたり、笑顔を見ると苦しくことはあったけど、恋とかそういうことは全く分からなくて。



よくよく考えると、恋斗としゃべってるときが楽しくて何より幸せだということに気付く。




―そうか、これが『恋』なんだ。 恋斗が私の『初恋』か。