しょうがないので、近くにいる人に聞くことにした。



「あのー……バスケ部ってどこですか?」


ぴくっと、声を掛けられた主はこちらを振り向いた。



「僕ですか?」



目をぱちくりさせ、あたしを不思議そうに見る男の子。



あなたしかいないでしょ?