そう思う彼は────どれだけ、そのチームが……仲間が好きだったのだろう。 「……へぇ。なんとなくだが、わかったぜ」 「なにがですか?」 「オレとオマエ……なにがなんでも光の代のヤツらに勝たなきゃいけねぇってことだ」 楽しそうに言う黄瀬くんは、光の代に勝つことがどんなにすごいことか……知っているのだろうか? ────いや、彼はそんなことどうでもいいタイプだ。