ゆりなside
意気込みを言った次の日の昼休み。
あたしはお弁当を広げる。
いつも友達のエリカと一緒にご飯を食べるのが中学からの日課である。
「わあ!ゆりなの美味しそう!ゆりなの手作りなんだよね!?」
「そんなたいしたもの入ってないよ?」
目を輝かせるエリカに、あたしは卵焼きをひとつあげた。
「いいの!?」
「うん」
めっちゃ食べたそうだったしね……(笑)
すると、斜め前の席の黒瀬くんが、購買で買ったらしきパンを頬張っていた。
……あれじゃ栄養たりないよ…
バスケの選手として、栄養が不足してちゃダメ!
「黒瀬くん!!」
「……はい?」
パンを頬張ったまま振り向く彼。
彼の存在にいま気づいたのか、驚いて後退りするエリカ。
「きゃあっ!?黒瀬くんいつからいたのっ!?」
軽くショック受けたはずだよ、エリカ……
失礼すぎるよ!
「ずっといました」
「そうだよ!それでね、黒瀬くん」
「はい。」
意気込みを言った次の日の昼休み。
あたしはお弁当を広げる。
いつも友達のエリカと一緒にご飯を食べるのが中学からの日課である。
「わあ!ゆりなの美味しそう!ゆりなの手作りなんだよね!?」
「そんなたいしたもの入ってないよ?」
目を輝かせるエリカに、あたしは卵焼きをひとつあげた。
「いいの!?」
「うん」
めっちゃ食べたそうだったしね……(笑)
すると、斜め前の席の黒瀬くんが、購買で買ったらしきパンを頬張っていた。
……あれじゃ栄養たりないよ…
バスケの選手として、栄養が不足してちゃダメ!
「黒瀬くん!!」
「……はい?」
パンを頬張ったまま振り向く彼。
彼の存在にいま気づいたのか、驚いて後退りするエリカ。
「きゃあっ!?黒瀬くんいつからいたのっ!?」
軽くショック受けたはずだよ、エリカ……
失礼すぎるよ!
「ずっといました」
「そうだよ!それでね、黒瀬くん」
「はい。」