「……花音っ!?」




久しぶりに聞いた、愛しい人の声がした




そっと目だけ上に動かすと、驚いた顔をした朔弥がいた





「…朔、弥……?」


「花音、お前なにやってんだよ!!」




朔弥は私の体を抱き起こした





「!…お前、熱あんじゃねぇか!とりあえず帰るぞ」




朔弥は私をだいたまま家に帰った