――――――――……
「花音ちゃん」
「秀くん……」
お昼休み、食堂でボーッとしていた私に、秀くんが声をかけてきた
「彼氏さんのこと?」
「あー…うん…」
秀くんも私と朔弥がケンカしてるってことを知ってる
「花音ちゃんさぁ、やっぱ俺と付き合わない?」
「えっ…!?」
いきなり何言うの、秀くん…
「だってさ、俺だったら、花音ちゃんをこんなに悲しませたりしないよ。花音ちゃんを大事にする」
秀くんの目は、真っ直ぐ私を見ていた
気持ちは嬉しい…だけど
「ごめんなさい……」
私は朔弥じゃないとダメなんだ
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