「大丈夫?」

「あ、はい!すみませ……っ!!」



落ちたココアを拾って、ぶつかった相手を見ると



か、カッコいいー…



かなりのイケメンさんだった



まぁ、朔弥には遠く及ばないけどね




「ごめん、怪我ない?」

「はい、大丈夫です」



彼は私をじっと見たまま動かない



な、何だろう?




「…もしかして、佐倉 花音ちゃん?」

「え?あ、はい…」」




なんで私の名前知ってるんだろう…?



「俺、平谷 秀(ヒラヤ シュウ)。よろしくね」



秀くんね



「よ、よろしく…」