「何飲もうかなー」

「私ココアー」

「好きだねー、ココア」



だって、美味しいじゃん♪


でも、朔弥が作ってくれるココアが一番好き


甘さも丁度いいし、美味しいし



「はいはい、ノロケ話はいいからねー」



なんで!?

なんでノロケてるって分かったの!?


「声にでてるから」


百合は呆れたように言った



うそぉー!?



いつの間に声に出してたんだろ…



「花音ー?行くよー?」

「あ、うん。……ひゃっ!」




振り向いた瞬間、誰かにぶつかってしまった


その反動で、持っていたココアが床に落ちた