「朔弥ー、おっはよー♪」



朝、大学の門を入ると、凌が後ろから肩を組んできた



「オッス」

「昨日どうだった?デート」

「別に、普通のデートだけど」

「えぇー!つまんねぇー!!」




何を期待してんだよ




「お前はどうなんだよ」



すると、凌は待ってましたとばかりに、表情を明るくさせて話始めた



「俺、百合が彼女でマジ幸せだーっ」



なんだ、ノロケ話か



俺は一人で興奮してる凌を無視して歩きだした




「それで俺が百合を抱き締めて……って、おい!朔弥!聞けよー!」




聞いてられるかって