その話は本当に急だった。


「琉羽~、来週から転校してもらうことになったの~!」


いつもの様に学校から帰ってきてリビングのソファーでテレビを見てたら言われた。


「はっ……?」


私の頭の中は?マークでいっぱいだ。


「だーかーらー、違う学校に行くのー!」


いや転校の意味くらいわかってるわ!
てかなんで急に?
あ~頭の中混乱してきた、


「じゃあ今の学校辞めるの?」

「そうよ、それじゃあ転校出来ないじゃない~」

「てか何勝手に決めてんの?」


少し怒りめの口調で言ったら、いつもの嘘泣きしてきた。


「ぐすっ、だって授業料がタダだって聞いたからノリで応募したらOKきちゃったんだもん、」


「授業料タダだからって…」

「うちんちお金ないの知ってるのでしょ?ぐすっ」


うわ、痛いとこ付いてきた


「それは知ってるけど…」

「このままだと今の学校に通えなくなっちゃうかもなんだもん…。ぐすっ」


だもんっていくつだよ!
まぁ学校通えなくなるのはやだな…


「~~っ、わかったよ!行くよ!だから泣くのやめて!」

「本当に!?ありがと!」

くそっ、やっぱ嘘泣きか!!