そんな会話をしながら教室に向かっている時
ふと窓の外を見ると
私は歩みを止めてしまった
そこに居たのは
桜の木を見上げる一人の青年
それだけなら普通だったのだけれど、問題は彼の容姿にあった
春風に乗ってサラリと揺れる綺麗な黒髪
桜を見上げる切れ長の瞳
遠くから見ても分かる程綺麗な顔
スラリと長い手足は細いだけでなく男らしい腕をしている
制服もシャツは第二ボタンまで開けられていてネクタイも緩められていて、些細な事なのにとても似合っている
一目惚れ、だった
彼の綺麗な姿に、見入ってしまった
まさか私が一目惚れをするなんて思ってもいなかったのだけれど
「夏樹!!」
「へっ!?」
大きな声に驚いて玲奈を見れば不機嫌そうな表情をしている
「たっく…
何回呼んだら返事すんのよアンタは!」
「ゴ、ゴメン…」
全く…
と言いながら玲奈も窓の外を見ると
「あれ?
望じゃない
アイツこの学校だったんだ…」
「え、玲奈の知り合いなの?」
ふと窓の外を見ると
私は歩みを止めてしまった
そこに居たのは
桜の木を見上げる一人の青年
それだけなら普通だったのだけれど、問題は彼の容姿にあった
春風に乗ってサラリと揺れる綺麗な黒髪
桜を見上げる切れ長の瞳
遠くから見ても分かる程綺麗な顔
スラリと長い手足は細いだけでなく男らしい腕をしている
制服もシャツは第二ボタンまで開けられていてネクタイも緩められていて、些細な事なのにとても似合っている
一目惚れ、だった
彼の綺麗な姿に、見入ってしまった
まさか私が一目惚れをするなんて思ってもいなかったのだけれど
「夏樹!!」
「へっ!?」
大きな声に驚いて玲奈を見れば不機嫌そうな表情をしている
「たっく…
何回呼んだら返事すんのよアンタは!」
「ゴ、ゴメン…」
全く…
と言いながら玲奈も窓の外を見ると
「あれ?
望じゃない
アイツこの学校だったんだ…」
「え、玲奈の知り合いなの?」