所々、泣いていて聞き取りづらいところがあったが、つまりなんでもできるということか…。


「異世界へ行きたい!!」


閻魔は一瞬少し首を傾げたが、わかったのか手をぽんぽんと叩き始めた。


俺は異世界に憧れていた。マンガが大好きな俺は一度でいいから魔法や忍術など使えるようになりたいと憧れていた。


「異世界のジャンルとか言ってくれれば、調整するけど?」


おぉ流石閻魔様だな…。そんなことを思いつつ、俺は無難にもファンタジー系を選んだ。


「いまカルマ君が選んだ世界は、あまり文明が発達してない、主に魔法を使った世界だけど?それで大丈夫?」