『あんたさ、優太くんとつりあってないよ?わかる?』



さっきの一言が頭の中で繰り返される。




つりあってない──────。




そうだ。




もともと優太くんとあたしは、   


世界が違ったんだ…………………。




立場も違う。



ズキン────────────。



胸が痛い。苦しい。




ヤダ。ヤダ。ヤダ。




でも本当のこと。





優太くんといちゃいけないんだ……。