女の子たちは、びっくりした顔であたしを見つめる。
「そんなあたしは、優太くんと馴れ馴れしくしてるわけでもないですっ！
優太くんをもの呼ばわりしないでくださいっ！」
あたしは、女の子たちを睨みつけた。
「何？こいつっ！」
「うっざ。いい子ぶって」
女の子たちは、わたしを睨みつけている。
すると、一人の女の子が口をひらいた。
「あんたさ、優太くんとつりあってないよ？わかる？
優太くん迷惑かもよ」
その時、あたしの胸に何かが突き刺さった。
「ちょーし乗んないで」
そう言うと
ﾊﾟｼｬ───────
あたしは、女の子のもっていた
ペットボトルの水をかけられた。
「ちょっとは、考えろ」
最後に女の子たちは、一言いって
優太くんたちがいるほうへ走っていった。
あたしは、ずっとその場に立っていた。
