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「わぁ。。観覧車ライトアップされて
キレー………」


そう言ったのは、かのんちゃん。    


「ほんとだ。。きれいだね」



夕方になってきて、観覧車がライトアップされ、遊園地は、いっきにキラキラ輝いていた。




はぁ………乗りたかったなぁ観覧車。




あたしたちは、観覧車には、乗ってなかった。




あたしが観覧車を見ながらため息を
ついていると──




「水城さん、、ちょっとこっちきてくれない?」



そう言ったのは、3人組の女の子たちだった。



「は…はい」


あたしは、おそるおそる女の子たちの後ろをついていった。



すると一人の女の子が言った。



「水城さんって、優太くんと付き合ってないんでしょ?

なのに馴れ馴れしいよ?」




………………え?


女の子たちは、あたしを上から見下ろすように、見てきた。



「別に、、そんな」




「水城さんやめてよ。そういうこと。

優太くんはさ、あんただけのものじゃないし」  




ドクン……………。


もの?


優太くんが?




あたしは、思わず大声をあげてしまった。




「優太くんはものじゃないっ!」