「ありがとう、早苗さん」 林檎に続いて私も言った 「林檎を今までありがとう、早苗さん」 「子供は好きよ」 ふふっと笑って、早苗さんは行ってしまった 「荷物の整理してくるから、そこで待ってて」 そう言って、林檎は出てしまった 「隼人君…あの…」 「ん?」 「すこし、動いてもらえませんか?」 「あっ、悪い。 この体制のままだった」