隼人君は驚いた表情だった





私は、そのままクローゼットの扉を開けた








「もう…帰ってください」











「桃花が戻ってくるなら」








「私は戻りません。




今日から私は、妹と暮らすのです」








「俺の家で一緒に暮らせばいいだろ?」








「いえ。結構です





早く出てってください」





隼人君は考えながら口を開いた






「本当に俺じゃダメなのか?」









「私は、隼人君がいいです







けれど、隼人君は私じゃダメなんです」










「俺は、桃花がいいんだ」






隼人君は私を押し倒した








「俺は、桃花が好きだ。大好きだ。





だから、戻ってきて欲しい







ビンタしたのは悪かった、本当に。」








そう言って、隼人君はキスをした