森下と二人っきり。微妙な沈黙。


つかさも奏くんもいい感じだとか言うから、意識しちゃうじゃん。


「一瞬、奏とつき合ってんのかと思った」


「えっ、違うよ。全然そんなんじゃないし!」


私たちは……そんなんじゃないんだ。


「そっか。よかった…」


「え?」


「あっ」


しまった、という顔をして森下は口元を手でおおった。


「うん。まぁ、回りくどいこと言うのって男らしくねーな」


それから覚悟を決めたように真剣な顔をして言った。


「1年のとき、ちゃんと気持ち伝えなくて後悔してた」


こ、これってまさか……


まさか、告白なんてこと……


「ずっと好きだったんだ、小島のこと」


…………あった!!!!!


「俺とつき合ってくれない?」




…………うそ……


マジで告白されちゃった!!