すると、栞が遠くから走ってくるのが見えた。
「亮ぉ!お疲れー!」
「おー栞!もう来てたのかよ!?」
「うん!今日友達も連れてきてるんだよ!ほら、前に話した・・・」
2人はコソコソと話し、その友達の方へ歩いて行った。
俺はその友達とやらには全く興味がなかったので、周りの奴らと他愛のない話をしていた。
~~♪♪
その時、いつも特攻服を頼んでいるダチの矢上から電話がきた。
刺繍を頼んでた亮の特攻服が出来上がったから、あとで取りに来いという内容の話。
亮の方を見るとまだ栞のダチと話をしているようだ。
俺は仕方なく亮達の元へ歩いていった。
周りの奴らが頭を下げてくる。