いつも舜の男らしくて色気のある表情に、どきどきしっぱなしだけれど……


舜の表情が見えなくても、こんなにもどきどきするものなんだ。


いつの間にか、身に纏うものをすべてはぎ取られ、素肌と素肌が触れ合うと……


舜の身体から伝わる熱に、あたしも身体の芯から熱くなる。


だんだん何も考えられなくなっていく……


いつの間にか、仰向けになっていて、目の前にいる舜の男の表情に、トクンと胸が高鳴った。



「絢華、愛してる」



そう言った舜は、自身の熱をすべてあたしに注ぐ。


舜から与えられるすべての行為は、ほんとに心から愛されていると実感できる。



あたしは舜から与えられる愛と同じだけのものを、舜に伝えられてるのかな。


舜からの愛が大きすぎて、ちゃんと伝えられているのか自信がなくなる。


でも、あたしだって負けてないんだよ。



「しゅ…んっ、愛して……るっ…」