最後にたどり着いたのは一番大きなクリスマスツリーの下だった。


…渡すなら今しかない。


私は決意を固めた。


「先生。」


「どうした?」


「メリークリスマス!」


私は思い切り先生にプレゼントを差し出した。


「…クリスマスプレゼント?」


先生は驚きながらも私からのプレゼントを受け取ってくれた。


「開けていい?」


先生の言葉に私はコクリと頷いた。


すると先生は私のプレゼントの包装を解き始めた。