さっき乗ってたものとは打って変わり、ゆっくり穏やかな時間が流れた。


ジェットコースターも好きだけどメリーゴーランドも結構好きなんだよね。


冬也くんは少し赤い顔をしながら乗っていて私はその顔を見て笑ってしまった。


「おい、川内笑うなよ。」


「…だってっ!!
なんか冬也くんとメリーゴーランドって変な組み合わせ過ぎて。」


「確かにそうだけどさ!
川内のためだろ!」


「あははっ。
ごめん、冬也くん。
ありがとう!」


私たちの笑い声がメリーゴーランドの回転と共に溶けていった。