確かにあの整った顔にちょっと金色がかかった髪の毛
ワイシャツをめくって見えている腕にはかなりの筋肉がついている
身長だってかなり大きい
180㌢はあるだろう
あたしは155㌢というチビ
親友のまどかでさえ少し見上げてしまう
そんな彼は確かにカッコイイだろう
でもあたしと奥山くんじゃあなんの接点も関わりもない
あたしはそんな女子の高い声に耳を少しふさぎながらまたまどかと話しを始めた
すると、あたしの真上から「おいっ」という聞き慣れない声が聞こえてきた
あたしは「んっ？」と思いながら顔を上に向けるとすぐ近くにさっきまでそこにいたはずの奥山くんの顔がある
