「えーっとぉ………」



私はいきなり「The・美男子花園先輩」にそう言われて戸惑った。




「キミ、名前なんだっけ?」




「な、永原瑠花ですけど…」




「へえー、『瑠花』だなんて、可愛い名前だね!俺は花園颯斗!!颯斗って呼んでくれて構わないよ。」



「あっ……はい…」





すると、夏樹の声がした。



「瑠花!!瑠花!!帰ろうよ!…………って、何やってんの…?」




ヤバい。



夏樹の表情、怒りになってるよぉ…(汗)




でも、颯斗先輩はお構い無し。




「おぉっと、邪魔が入っちゃったねえ。んじゃ、愛しの瑠花ちゃん、屋上行こうか♪」



そう颯斗先輩は言うと、私を軽々とお姫様抱っこをして屋上へとさらっていった。



「瑠花ぁ〜!」



夏樹が叫んで追いかけてきた。



「夏樹ぃ!助けてぇっ!」



精一杯の声を出す。




「瑠花ちゃん、あんなのとくっついちゃダメだからね?よおし、ダッシュするか」




颯斗先輩は、私を抱っこしたまま階段をダッシュする。



速い――。




って、見とれてる場合じゃない!!



私が助けを求めようとした時には、もう遅かった。



「着いたよ、瑠花ちゃん」


されるがままに屋上へ入る。



――カチャカチャ。



颯斗先輩は鍵をかけてしまった。




「ちょっ、なんで鍵かけるんですか!?」




「ふっ…これから瑠花と親睦を深めるためさ。」



「は…!?」



まさかそれって…



ヤ……るの!?




混乱していると、颯斗先輩は私の背後にまわった。



私の…胸を触ってきた。



「ふふ、瑠花ちゃんって案外胸デカイね♪何カップ?ニヤリ」



「教えませんっ!……あ、痛いからやめてくださいっ!!」




「そうか痛いか。そうだ、服を脱がすのは痛くも痒くもないね。じゃ――」



颯斗先輩は、ついに私の制服を脱がし始めた。



腕を押さえられて、抵抗することができない。



――リボンが外される。




――ワイシャツのボタンも外される。



「わぁ、下着可愛い!!ピンクのリボン…」



「や…だ……」



一切抵抗は不可能。



――スカートのホックも外される。




「さて、準備はできた。瑠ー花ちゃ〜んあっそびましょ〜♪」




夏樹……助けてぇ!!