「今日から皆さんは、本格的に部活に入ります。部活動も重要な活動です。頑張ってください」



森野先生がそういうと、学級委員の号令がかかった。


さよーなら――。





すると、夏樹がすぐ私に話しかけてきた。



「今日は天文部あるよね!頑張ろうな」



「うん。」



夏樹と同じ部活!


昨日からずっとこのことを考えていた。



「天文部は……えっと、理科実験室だよね。早く行こ?」



「あぁ。」




夏樹と二人、理科実験室へと向かう。




天文部の先輩はどんな人かな。




理科実験室の近くまで来ると、背の高い人たちがいっぱいいた。




「うわ、もしかして君たちこれから天文部に入部する新入生!?」



「はい…そうです」




「おぉ〜大歓迎大歓迎!!ちなみに俺は部長の佐々木忍だ!!よろしくね♪」



「「よろしくお願いします」」




部長と話している間に、ほかの新入生たちもやってきた。




部長の案内で私たちは、理科実験室に入った。




…うわぁ、薬品くさいな。



「えー、皆さんこの部活に入ってくれてありがとう!!天文部は主に水溶液などの実験、オリジナル星座早見表の製作、あと夏休みの合宿では天体観測をします。では、部活の紹介をしたところで、部員の自己紹介を」



どんな部員がいるのかな…?



「3年3組花園颯斗です。趣味は天体観測、ピアノです。よろしく」



うわぁっ、美男子だなぁ

まぁ、夏樹の方がカッコいいけど♪♪



全員の自己紹介が終わり、解散になったとき、さっきの花園先輩に声をかけられた。



「ちょっと、キミ可愛いね。俺と遊ばない?ニヤリ」








――えっ?