あっ 屋上ですか


「なぁ 保乃伽 オレさぁ 栞のこと好きなんだけど 栞って好きな人いるのか?」


なんだ いきなり びっくりするだろ ってか言っていいんだろうか?まぁ名前言わなけ
ればいっか!


「いるよ!」


「そっかー オレどうしようかな」


「栞のこと好きなんでしょ!なら告白しなさい!男なら当たって砕けろ!」


「お、おう」


「じゃ 私はこれで」


ヤバい ご飯食べる時間なくなる!それにしても両想いとは気付かなかったな。
あっ!あと5分だ!急げー ほう ついた。


「ごめんね 遅くなって ん?なんでお弁当のふたあいてんの?」


「私がおかず1個もらった!」


「こら 勝手に開けないの!よし 食べよう いただ “キーンコーンカーンコーン”」


えっ!チャイムなっちゃった!結局ご飯一口も食べれなかったし・・・。


先生が来て、黒板に<自習>と書いた。


良かった。先生がいなくなってからご飯を食べる。遊太君のせいなのに遊太君いないし・・・。


ボーっとしていたら、からあげを栞に食べられてしまった。


もう とふくれ顔をしていたら


「ダメだよ。そんな顔をしたら、せっかくの可愛い顔が台無しだよ」


と言われた。私の顔を可愛いて言った!ありえない!そんなことをしているうちにご飯を
食べ終えた。


「あっ!そういえば遊太君に今日告白するの?」


「うーん・・なんか今日は無理そうだから明日にする。」


「そっか!がんばってね!!」


「うん」