舞咲ちゃん(私ではない)は瑞穂さんよりも先生によく似ていた。



将来、あんな横暴にならないと良いけど…。



『誰が横暴だ』



ふと先生の声がした。



私は遺影の中で無愛想にする先生を見るとクスリと笑った。


「じゃあ、行くよ!」



私は後ろを向くとブーケを狙う岬達に声をかける。



そして、いよいよブーケトスをしようとしたその時――。