修平先輩は少しだけ顔を上げ、私の方を見た。



揺るぎないまっすぐな眼差し。



それは罪を犯す前の私が尊敬していた修平先輩のモノだった。



「謝って済む問題じゃないって分かってる。でも、ちゃんと罪を償いたい。その前に舞咲にちゃんと謝りたかったんだ」



修平先輩は人を殺めた罪を犯したことを後悔して、罪を償おうとしている。