「やあ、舞咲。君、大胆になったね」



修平先輩はニッコリと笑った。



私はその笑顔が怖くて、咄嗟にトシの影に隠れた。



罪を償って、出所したとはいえ、私にとってこの人はトラウマにしか過ぎない。



無意識に震える手を紛らわせるようにトシの制服を掴んだ。



突然、修平先輩は驚くべき行動に出た。



「な…っ!?」



私とトシはその行動に呆気を取られた。