ﾄﾞｱを開けると
中はそんなに広くなかった｡

茶色のソファが置かれていて､ﾃ-ﾌﾞﾙが一つと観葉植物が置かれていて
リラックス出来るような空間になっている｡

しかも防音になっていたのか､
隣から声はまったく聞こえて来なかった｡

私がソファに座ると､
遠慮するかのように
ソファを避けて
友夜は地面に座った｡


｢ソファあるからこっちに座れば…?｣

えっと言う顔を浮かべ､何となく嫌々ながら

｢……｣

ちよっとむくれながらも
向き合う形で座った｡

｢話って何?
何か相談したくて呼んだんでしょ?
あっもしかして､彼女でも出来て､ﾌﾟﾚｾﾞﾝﾄの相談?
だったら…｣

｢……勝手に話進めるな!
本当に何もわかってねぇよな…俺を怒らせに…いやそうじゃなくて…｣

友夜は右手で自分の頭に手をやって困っていた。