すっかり、周りは暗くなって
この前買った新品のコートを羽織った。



今日は雲で半分くらいしか見えないが、ちょうど満月の日で空を見上げると満月が除かせていた。



手をさすりながら、夜の暗い道で『今日のご飯は何にしよう』と呑気なことを考えてて。



そんなことを考えてる間に家に着いて、



驚かせようとしてゆっくりと家に入った。




驚くかな…?




ちょっとしたイタズラをしようと思っただけなのに…。



点いてないリビングに奥の部屋が1つだけ電気が点いているのに気がついた




…しかも、ドアがうっすら開いている…。



私は、ゆっくりとその部屋に近づいていくと、いるはずのない女の声が次第に響いていく





「…一也…?…」




もう、イタズラを止めて静かに部屋を覗くと





「…んあっ!///…ちょっと待って!!!…今、何か音がしなかった?」




「…ん?」





一也と女が一斉に私を見る。





私は驚いて、動けなかった…




『…何してんの?』って言いたかったけど、何かの間違いだよねって、そう自分に言い聞かせたくて…、ただ呆然していた




それを際切るように




「…ねぇ〜、一也あの女って誰ー??」




甲高い女の声がした




「…は?……知らねぇよ。泥棒じゃない?」





一也がそんなこと言うなんて、…昨日まで優しい笑顔だったのに…。





私は、もうそこにいてもたってもいられなくて


そのまま外に出た