あたしの口は止まらない… 「あたしは弱いのよ!!だからこんな病気になった!!」 こんなこと… こんな奴に話したくない… 「親友から裏切られて…いじめられて…」 何も思い出したくない… 「親からも捨てられて…」 でも、止まらない… 「あたしなんか…あたしなんか…」 グイッ すると、あたしの周りに爽やかだけど、甘い香りが漂った。 あたしは、彼に抱きしめられていた。