いや、


もうあんな思いはしたくない



私は彼と反対の方向へ走ろうとした



「ゆさっ!」


どうしてよ



なんで、ほっといてくれないの



「やっ……やだっ……」


「ゆさ」



そんな声で呼ばないで


「もう、逃げないで…」




そんな切ない顔しないで





心が、叫んでる



秋、