だから、あんな事になるなんて思いもしなかった



「じゃあ、また明日な!」

「うん!ここまで送ってくれてありがと」


「ゆさ」



呼ばれる度に体中を駆け抜ける甘い刺激


そっと、細い指が伸びて来る



「んっ……」



唇と唇の間のキョリは、マイナス1cm


「しゅ…う……」



「今度、家、行ってい?」


ブラウンの瞳が揺らぐ

「………うん…」


秋とだったら、大丈夫




「マジで?楽しみにしてる」

「わ…たしも」



「じゃ、じゃあもう、行くな?」

ぎこちなくそっぽを向く仕草も



「う、うん!また明日!」


たまらなく愛しい