「敦君かぁ〜。突然だけどきて!」
「えっ!ちょっ、まっ―」


俺の声も届かず、手首を握られ、そのまま、走っていった。手が痛いんです!


50mほど走ったら、彼女が倒れ込んだ。


「もぉー無理!走れない」
「体力無さすぎだろおい!」


「だって、仕方ないじゃん!」
「なにがだよ!」


「私運動苦手じゃん」
「いや、知らねぇーし」