「杏子、久しぶり」


あたしの名前を呼ぶ凌。


「あたしの名前覚えてたの..?!」


「当たり前じゃん。杏子は覚えてる?」

凌が優しく言う。


ギク.... 覚えてない....

ど...どうしよ

何て言えば...


あたしはすぐ顔に出てしまった...みたいで


「まさか、覚えてねぇとか?」

凌が怖い顔になった.....


「う......スイマセン....」


あたしは小さく謝った...



凌は何も言わない




怒っちゃった??


「凌...ごめんて..」