「そっそうよ!わっ私達、幼なじみなんだから敬語で話したらなんか他人みたいでよそよそしいじゃない…」


ますます自分が何を言ってるのかわからなくなってる。


とにかく魔王さま…私から離れて下さい。


「ふふ…そうだよな。俺達…『他人』じゃないよな…美沙。」


私の耳元に唇を近づけ妖艶な甘い声で囁く魔王さま。


「……。」


「美沙 愛してる。」


魔王さまが私の唇を塞ぎかけようとした時。

「ごめんなさい。
たっくん」


ちゃんとたっくんに課長に魔王さまに私の気持ちを言わないといけない!


「あなたに私は相応しくないです!」