「あ、う、うん、わかった。ごめんね、とりあえず一週間待てばいいってこと?」




「うん、そう。まあ大体一週間くらいだと思うから。



・・・・まあ、あんまりまだ実感わかないと思うけど、もうノアちゃんは悪魔になっちゃったわけだし、

そのー・・・

運命を受けて入れてほしいというか・・・」



運命を・・・

受け入れるかー・・



まだ納得しきれてない部分がありありだけど、サラちゃんの申し訳なさそうな表情を見てるとなにも言い返せなくなってしまう。





ちょっと複雑な空気になりかけたとき、いきなり肩をつかまれた。




「?!」




みるとルアが横に立って、私の肩を抱きながら、会った時と同じのあのさわやかな笑顔を見せてくる。




「まあ、そんな余命宣告受けたみたいな顔すんなって!



悪魔も、そんな悪いもんじゃないし、俺もサラも同じような道とおってるんだ。



大丈夫、お前の大切なやつらを奪うようなことはしねーから。」





一応、なぐさめ・・・なのかな?


ていうか別に私は大切な人なんてもともと回りにそんないるわけじゃないし、別に気にはしてないけどさー、


それに悪魔になることが嫌なわけでもないけど・・・


なんていうか、



はい、そうですか、よろしく


て感じでこれを全てうけいれられる様な状態でもないんだよね…



てかいろいろ急すぎるし…




でも変に心配とかはさせたくなかったので、


「あ、うん、大丈夫、ただいろいろと急すぎてとまどってるだけ!
しかもちょっと疲れちゃったし…」



と笑顔でルアに返事をする。





「ん、ならいいけど。まあノアには拒否権なんかないしな。」



ルアは納得したようにうなずき、ポッケからまたあのハートを取り出した。





よく見るとサラちゃんはもう階段を上がろうとしていた。



「あっサラちゃん・・・なんか、いろいろと今日はありがとう。」


一応、最後に呼び止める。