「え・・・・一週間以内に・・・また誰かくるの?」


差し出されためがねを受け取りながら、聞き返す。






「うん、そうだよ。これからノアちゃんは黒羽団の一員として働いてもらわなきゃならないから。

まだ学生だし、実質働くのは夜中だけで、日中は人間として暮らしてもらうと思う。


まあ、そこら辺は迎えに来た人に聞いて。」






・・・・ええええええええ!

まじでっ


てか・・・・




結局サタンに選ばれた、とか、悪魔や天使がうんちゃらとか・・・・




いまだになにも信じられない・・・





てかこんなのすんなり受け入れられる人がおかしいか。






うーん、やっぱりまだ心のどっかで罠だと警戒している自分もいるんだよなあ・・・



まあ羽とか蒼光とか、ちょっとしたいたずらじゃ説明できないこととかあるけど・・・






やっぱ夢な気がする。





てか夢であってほしい…




なんだろ、なんか第六感みたいなもんがこれはよくないって伝えてる気がするんだよな~




うーん・・・



ま、とりあえず家に帰れるみたいだし、とりあえず、帰ってから、ちょっといろいろ整理しよう・・・・






「ノア・・・・ちゃん?」






気づいたら心配そうにサラちゃんが私の顔を覗き込んでいた。



あ、いけないいけない、ボーッとしすぎちゃった・・・