「そうよ!!

部室の掃除はさせられるし、監督のパシリに使われるし

それにスコアとかマジめんどいし


あたしたちに試合を楽しむ余裕なんてないんだから!!」


なんか申し訳ない……


マネージャーって選手以上に大変なんだね…



「でもまだソフト部はいいほうじゃない??

うちなんかあんな野郎どもがうじゃうじゃいる部室だよ

あいつ等自分じゃ片付けないし

マジで臭いし(笑)


この前なんかカビ生えたおにぎりあったし

それにエロ本何冊隠してるんだか


マジであきれる


監督も意味わかんないし……

何であたしがあいつのコーヒー買ってこないといけないわけ??


みんなあたしのこと何だと思ってるんだろう」


カビおにぎりに……、エロ本!?

さすが村瀬の仲間だ……


「やっぱりエロ本とかあるんだ(笑)」

なんか興味津々の沙羅


「だからあたしむかついて隠してたやつ部室のテーブルの上に一番いやらしいページ広げて置いといたの(笑)」


さすが友梨亜だ……


「なんか引いたわ…」

朱莉は本気で引いているみたいだった


「鈴華なんかミーティングのとき『甲子園目指してせいぜい頑張れば??

このエロ集団がっ』

って言ったんだよ??監督いなかったから良いけど(笑)

それに部室のやつ勝手に全部捨ててたし


それなのに増えてるんだよね……」


野球部ってもっと誠実だと思ってた


なんかショックなんだけど…


「だけら高校球児に夢抱くだけ無駄よ!!


そんなやつの世話頑張ってきたんだから最後くらい甲子園連れて行ってもらいたいな」