それから何日間はあたしたちも放課後友梨亜と一緒に御守りづくりが続いた
あたしもだんだん上達してる
最初に作った村瀬とのは比べものにならないほどにうまくなっている
なんか村瀬にバカにされそう
まぁあたしが作ったって言わなきゃ良いか
「「おわったーっ!!」」
ついにこのときが来た
あたしたちでなんとか野球部全員分の御守りとミサンガを作り上げた
「まじでみんなありがと!!
じゃあ明後日の開会式の前にみんなに渡すね」
明後日!?
そっか……もう明後日が開会式なんだ
試合はまだだけど、もう始まっちゃうんだ……
「もう明後日なんだね??
あたしまだまだあると思ってたよ……」
「もうってゆうかやっとって感じだよ
やっと大会が始まるんだよ
やっと練習を発揮するときが来たんだよ」
友梨亜がすごくマネージャーらしいことを言っていた
マネージャーなんだけど、なんかいつもの友梨亜とは違うって言うか
「友梨亜もちゃんとマネージャーなんだよね??」
「うるさいな!!
あたしだって正真正銘野球部のマネージャーよ!!
あたしだってちゃんと面倒見てるんだから
少しはねぎらってほしいくらいだよ」
確かに野球部のマネージャーって大変そう……
「だよね!!
もっと選手はマネに感謝するべきだよ」
朱莉がすごい勢いでそういった
って、あたしたちに相当不満あったのかな??
「やっぱりあたりもそう思うよね??」