「暇ならさちょっと手伝ってくれない??」
そういって友梨亜はあたしたちの前に何かを広げた
「なにこれ??」
「ん??御守り作るの
ほら、うちって野郎どもがうじゃうじゃいるじゃん??
だから全員分とか間に合わないんだよね(笑)
一年生と二年生のマネージャーには千羽鶴作ってもらってるんだけど、御守りは三年で作ろうってことになって
でも、鈴華は裁縫苦手って言うし、桃香はやるとか言って全然やらない
鈴華はなんだかんだでやってくれるけど」
友梨亜が広げたのはたくさんの布
それにカラフルなひも
「一年生と二年生にも御守り作らせたら??
千羽鶴なんて一日で出来るよ(笑)」
「んなの無理でしょ!!」
朱莉の言葉に友梨亜はあきれていたけどほんとにできるんだよ(笑)
あたしたち作っちゃったもん(笑)
「ソフト部は一日で作ったよ
みんな忘れてて気づいたの出発の日だったんだよね
だけど開会式に間に合ったよ(笑)」
あたしが説明しといた
「そんなのソフト部だけでしょ!!(笑)」
まぁそうかも??……
「どうせ暇だし手伝おうよ
もしかしてミサンガも作るの??」