「あんたどうしたの??
マジでおばあちゃんみたいだよ??」
体育の後は昼休みで沙羅とお弁当
おばあちゃんみたいってあたしまだ高校生だし!!
「ちょっとね……」
「え??なになに??」
とりあえず沙羅に村瀬にボールを当てられた話をした
「あははっ!!
ウケるって(笑)絶対わざとでしょ!!」
すごい爆笑された
笑い事じゃないんだって!!
「マジで痛いんだからね??」
「でもそれってやっぱり村瀬が莉衣のこと好きってことだよね??」
だからそれはもういいんだって
それは絶対あり得ないことだから
「それはないって
なんかもうよくわからない……」
「なんか話したの??」
「急に前みたいに普通にはなせるようになってて……
それで『友達になろう』だなんて言われてさ
しかも親友とか言うの!!
それってもうあれでしょ??
恋愛対象じゃないとかさ」
あたしはもう村瀬にそう言う風には思われてないってことでしょ??
「やっぱり莉衣って村瀬のことすぎなんだ?」
やばっ!!
これは内緒にしようと思ってたのに
「でももういいの!!
村瀬のこと忘れるって決めたからさ」
こんなんじゃ友達になんてなれないよ