「ちょっと莉衣!?
今日はやめときなって
怪我するかもよ!?」
みんなして相原を止めようとしていた
俺がいえることじゃないけど今日はやめとけよ
今背中にボール当たったばっかだろ??
しかも俺の豪速球
結構本気で投げたんだけど…
背中悪くしたらどうするんだよ
「間宮!!はやくして!!」
どうしたらいいかわからなくなっている後輩に叫ぶ相原
「は、はい」
──────────────カキーン
普通に飛ばすから恐ろしい
「はぁ~…
ねぇ?村瀬!!あんたたちなんなの!?」
んなのって言われても……
いろいろあるんだよ
「別に……」
それだけ言って逃げるように野球部の方に戻った
相変わらず相原は打っていた
「相原大丈夫だったのか??」
「大丈夫なんじゃね??」
戻るとブルペンで拓也を座らせてピッチング
練習だとちゃんとコントロール出来んのにな
「ちゃんと話せたか??」
休憩の時にそうきかれた
「言い合いになった」
「よかったじゃん!!
前みたいに戻ったんだ?」
よくねーよ!!
これであいつが怪我したら俺のせいだし