「マジですいませんでした
これ使って!!」
ソフト部の奴らにコールドを渡して逃げるように戻ろうとした
「ふざけんなよ!!
なに逃げてんだよ!!
あたしに対する嫌がらせなわけ!?」
相原がキレた……
「別に当てようと思って当てたわけじゃねーよ!!」
いつの間にか言い合いになっていた
「じゃあなんであそこからこんなに投げるわけ!?
転がせばいいじゃん!!」
「取ってやったんだから感謝しろよ
それに硬球じゃないだけましだろ」
俺なに言ってんだろう
でも俺と相原以外はなぜか笑っていた
「ふざけんなよ!!」
相原はそのまままた打席に入っていった
「宮間!!90にして!!」
マシーンのところにいる一年のマネージャーにそう叫んでいる相原
「……は、はい」
今から打つのかよ!?