「ねえ、愛依、数学の時さ
 手紙回ってたよね?
 あれ、愛依のとこには回ってきた?」

「ううん。私んとこにも来なかった。」

「なんだろう。」

その時、直樹が私たちのとこに来た。

「おまえ、ホントなのかよ。」

「えっ?」

意味が分からない…

「何が?」