「…?写真…?」 里池くんは話を理解してなさそうだった。 あれ…? 聞いてなかったのかな? そう思ったので、私は鞄から写真を取り出した。 「…これだよ?」 そう言って、差し出した。 彼はその写真を見ると目を大きく見開いた。