「結構時間かかるね」
「奈緒、先に帰ってもいいよ」
「私のために心配してくれるの?」
「……奈緒のためではなくって私のために決まりまくってるじゃん」
「またまた〜、私のために心配してくれて嬉しい〜〜」
るいは自身の身の安全のための発言だったのだが、奈緒は本当に気付いていない。
時間はまだかかりそうだったので、るいはカバンから参考書を取り出し、時間が来るのをひたすら待った。
「るいちゃん〜〜」
るいに聞こえるか聞こえないかくらいの小さい音でそう名前を呼ぶ奈緒、るいはそれに答える事もしない。
それをわかっていた奈緒はるいの頑張っている姿をマジマジと近くで見れた事に満足していた。
多少うっとうしくは感じていたるいだったがそれを無視。しかし、無意識に奈緒を抱きしめており、その手は不安からか震えている。
「奈緒、先に帰ってもいいよ」
「私のために心配してくれるの?」
「……奈緒のためではなくって私のために決まりまくってるじゃん」
「またまた〜、私のために心配してくれて嬉しい〜〜」
るいは自身の身の安全のための発言だったのだが、奈緒は本当に気付いていない。
時間はまだかかりそうだったので、るいはカバンから参考書を取り出し、時間が来るのをひたすら待った。
「るいちゃん〜〜」
るいに聞こえるか聞こえないかくらいの小さい音でそう名前を呼ぶ奈緒、るいはそれに答える事もしない。
それをわかっていた奈緒はるいの頑張っている姿をマジマジと近くで見れた事に満足していた。
多少うっとうしくは感じていたるいだったがそれを無視。しかし、無意識に奈緒を抱きしめており、その手は不安からか震えている。